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ARICA 名古屋公演
今週末、名古屋にて舞台が始まります!

お時間あります方はぜひ!!

 
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「しあわせな日々」特設ページはこちらから。
 
倉石信乃×藤田康城×安藤朋子・特別鼎談「身体化された知性」、ARICAと音楽・TALKシリーズ、稽古場日誌を掲載!
 
 
あいちトリエンナーレ2013 参加作品
 
しあわせな日々
 
 
会場:愛知芸術文化センター 小ホール

日時:
10.12 (Sat) 18:00
10.13 (Sun) 18:00
10.14 (Mon / Holiday) 14:00

前売¥4,000 当日¥4,500 学生(前売)¥2,500 Pコード:429-172

●あいちトリエンナーレ公式ウェブサイト(ARICAページ)
 http://aichitriennale.jp/artist/arica_kaneuji_teppei.html

 
チケットの購入はこちら
原作:サミュエル・ベケット『しあわせな日々』
翻訳:倉石信乃

演出:藤田康城
美術:金氏徹平
音楽:イトケン

出演:安藤朋子 福岡ユタカ(YEN CHANG)


著作権代理:株式会社フランス著作権事務所



現代演劇の巨星にして今なお最前衛に⽴つ、サミュエル・ベケットの最高傑作。1961年の初演以来、世界中で様々な上演が続けられている、現代演劇の⾦字塔「しあわせな日々」。 

ARICAは、声、音、モノ、装置、空間との密接な関係を、まったくオリジナルな方法で探ることを続けてきた。今回そのARICAが、ベケットの言葉と対峙する。

舞台美術には、近年最も注目を集める気鋭の美術家、金氏徹平を迎える。横浜美術館の、最年少での個展が話題になったのも記憶に新しい。ポップでありながら日常の歪みをあぶり出す金氏徹平が、鮮烈な舞台空間を考案する。

音響・音楽には、ARICA「恋は闇」に引き続き、軽やかでシャープな凄腕の音楽家、イトケンが参加する。言葉/声にぴったりと共鳴するサウンドがライヴで行なわれ、今までにない音響的なベケットになる。

そして、ARICA安藤朋子の共演者として、夫の役をミュージシャンの福岡ユタカ(YEN CHANG)がつとめる。福岡ユタカは80年代に先鋭的音楽集団PINKのリーダー・ヴォーカルとして活躍し、その後も映画やテレビ、舞台の音楽を作曲してきたが、今回はなんと俳優として初めて舞台に立つ。単にセリフを言うだけでなく、その特異なヴォイス・パフォーマーとしての力を発揮して、安藤朋子と共に、声=言葉の革新的なアプローチを追求していくことになる。

加えて、舞台の根幹を支えるベケットの言葉は、ARICAのテクストを一貫して書いてきた詩人・批評家の倉石信乃が、全て新たに訳し直す。

この最精鋭の布陣で、今までの「しあわせな日々」の上演史を刷新する、独創的な舞台作品が生まれることを期待して欲しい。


『しあわせな日々』

晴れわたる空の下、腰から下を円丘に埋まった女がいる。強烈なベルの音で目を覚まし、「きょうもすばらしい日。神様ありがとう。」と口を切った後は、全二幕の間中、途切れることのない他愛無いおしゃべりを、円丘の陰に隠れ、たまにしか姿を見せない夫に向かって、陽気に繰り返す。しかし、女は最後までうずもれたまま体を動かすことは出来ない。第一幕ではまだ手を使うことが出来た。歯を磨いたり、化粧をしたり、異常な状況のなかでのあくまで日常の所作だ。でも、第二幕では体は円丘の中で、ついに首しか出ていない。それでも女は何事も無かったかのように、おしゃべりを続ける。とりとめもなく溢れる言葉とあまりにも奇妙な状況。そんな「しあわせな日々」を生きる女。

日常の背後に潜む死の恐怖。不安。その中で私たちが普段を生きるというのは、どういうことなのか。生きていくために、拠り所となるような確かなものは何なのか。答えのない問いが、この夫婦の、ひいては私たちの人生にぐるぐると回っている。

そして、この舞台は単に奇妙な状況が面白いわけではない。体の自由を奪われた女の出来ることは、しゃべること。その膨大な言葉の渦のなかで、そのうち言葉は意味からはずれ、声そのもの、さらには音そのものになって、全体がひとつの荘厳な楽曲のように響きはじめるだろう。
 
演出 藤田康城
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